【HRTechを手がけるVISITS Technologiesが総額5.7億円の資金調達、パーソルキャリアとの業務提携で技術研究も加速】
VISITS Technologies(旧社名VISITS WORKS)は7月6日、PERSOL INNOVAITON FUND、ベクトル、三菱UFJキャピタル、既存株主などを引受先とする第三者割当増資の実施を発表した。ここに日本政策金融公庫の新事業挑戦支援制度を用いた借入を合わせ、調達した資金は総額5.7億円となる。第三者割当増資の株式比率や借入金額、払込日等の詳細は非公開。同社は企業が社員のキャリア情報を掲載するOB訪問サービス「VISITS OB」や業界研究アプリ「VISITS Q」などHR Tech分野のサービスを提供している。
学生時代に、会社で働くイメージをつかむための道はいくつかある。OB・OGを訪れ、会社の話を聞くという方法は、広く知られたアプローチのひとつだろう。VISITS WORKSが提供する「VISITS OB」は、学生にとっても企業にとってもOB訪問をやりやすくしてくれるサービスだ。
「VISITS OB」は学生に対するキャリア教育を目的として運営され、企業が社員のキャリアに関する情報を掲載する会員制プラットフォームとなっている。
社員は自身の情報をサービスに登録しており、学生は会員登録すると、各企業で活躍する社員の詳細なキャリア情報を閲覧できる仕組みだ。
既に大手を中心に5,000名以上の社員がプロフィールを登録しており、就活生以外の大学1、2年生にも広く開放され、学生側の登録数も約14,000名となっている。学生のアクティブ率はMAUが67%となっており、アクティブ率も高い。
学生は、「この人に話を聞いてみたい」と思った社員の人に訪問リクエストを送る。社員側も話してもいいと思えたら、マッチングが成立。サービス内でメッセージのやりとりをして、訪問の日程調整などを行う。
サービス開始から約半年で、学生からの訪問リクエスト数は約13万件、マッチングの成立件数は約8万件となっているという。
学生は幅広い社会人にアプローチすることができ、企業にとっても学生側から社員がどう見えているのかがわかり、企業のブランディングにつなげていくこともできることから、注目されているそうだ。
今回の資本提携とあわせて、同社はパーソルホールディングスの子会社であるパーソルキャリアとHRTech分野で共同研究開発を実施する業務提携に基本合意したことも発表した。パーソルキャリアの人材領域におけるノウハウと同社の強みとするデータ解析やアルゴリズム設計により関連技術の開発を推進する。
さらに同社は社名をVISITS WORKSからVISITS Technologiesへ変更し、PERSOL INNOVATION FUND代表の加藤丈幸氏が同社取締役に就任するなど、データサイエンティストおよび技術開発責任者の採用などを通じて組織体制の強化も進める。
出典:PRTIMES
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