AIがスタイリストの服のチョイスを支援!

STITCH FIX

創業6年で売上1,000億円を突破AIがスタイリストの服のチョイスを支援するStitch Fix(米国)】

女性、男性、キッズ、妊婦、大きなサイズから靴やアクセサリーまで幅広く商品を提供するStitchFix。Pinterestの画像情報服の好みを伝えると、AIがチョイスした商品をパーソナルスタイリストが5アイテム選んで郵送してくれます。このAIと人が選んだ5アイテムを「Fix」と呼んでいます。郵送サイクルは隔週、毎月、2ヶ月から選べます。気に入れば購入し、気に入らないアイテムは3日以内に返品します。気に入ったアイテムの代金は事前に登録してあるクレカから自動引き落としされ、気に入ったアイテムがない=購入しない場合はStyling Feeとして$20が引き落としされます。5アイテム全て購入すると25%OFFになります。

同社の2017年12月11日現在の株式時価総額は$2.2Bn(約2,400億円)です。Amazonが「Amazon Prime Wardrobe」、Nordtromが買収した「Trunk Club」も同様のサービスを提供する中で、今後どのようにAmazonなど競合と戦っていくのか注目ですね。

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【リアル店舗型ビジネスが持ちえないユニークな顧客データを保有する】

対面型の接客では持ちえない顧客データを数多く保有するStitchFix。次のタイミングで顧客データを取得します。初回利用時のアンケート 郵送した5アイテムについてのフィードバックデータ(購入や未購入履歴、価格感応度など③①を通じて得られる顧客が好む服の詳細データ(サイズ、シルエット、縫い目、ポケットの形、ライフスタイル)。また郵送した85%の商品について顧客のフィードバックデータが継続的に蓄積される仕組みになっています。

顧客の特性データを獲得後、下記①~②のようなビジネスサイクルに落とし込んでいます。「顧客の特性データをいかに獲得するか」と「顧客の特性データから購買予測と相関性の高いアルゴリズムをいかに構築するか」がこのビジネスの肝であることがよくわかります。

顧客アンケートから直接、特性データを収集

②①で収集した顧客の特性データをAIアルゴリズムで分析

③②の分析結果をプロのスタイリストが補正、よりパーソナライズされた服のチョイスを顧客へ提供

パーソナライズされた情報提供により顧客ロイヤルティーを向上

 出典:Hacker Noon

洋服を買わなくてもAIのスタイリングに$20かかるけれど、5アイテム全て購入すると25%OFFになるところがうまい料金設定ですね。スタイリストが介在しなくてもAIで完璧なスタイリングが出来る時代もすぐに来そうですね!

https://hackernoon.com/創業6年で売上1-000億円を突破-aiがスタイリストの服のチョイスを支援する-stitch-fix-sfix-の分析-2f3d03f5a49a

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最近よく目にするAI(人工知能)が変えるもの

人工知能

最近AI(人工知能)に関する記事が毎日紙面を賑わせています。

つい先日、米国におけるAI(人工知能)事業トレンドというNTTドコモの資料を読みました。

今のところ、米国ではAI=ビッグデータ+機械学習らしいです。
そして、音声対話、画像解析、マーケティング、個人化(おすすめの提示)の分野でAIビジネスのプレイヤーが増加して競争が激化しているそうです。
次に商用化が進むのはセキュリティ/認証、農業、人事、教育の分野とされています。
その先には自動運転、医療、法律の分野でもAIが活用されるとされています。

最近参加した勉強会の情報によると、Chatbot(応答型ロボット)衛星写真の画像解析におけるAIの活用は日本でも進んでいます。

出典:NTTドコモ

法律の分野でAIが活用できる時代が来たら会計(監査)や税務でもAIが活用できるでしょうね!

http://www.slideshare.net/minoruetoh/ai-monetization-landascape-in-us

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